【自作パソコン 組立て手順解説】

これまではビデオの編集に長時間がかかりストレスが増すばかりでした。
今回、思い切って高性能パソコンの導入を検討しましたが、
メーカー品では希望するスペックのものが無い為、
以前から機会を狙っていた自作に
挑戦する事にしました。

主なスペックは次のとおりです。
No 品名 メーカー 型名 性能・諸元
1 MB intel D945GNT intel Pentium D 対応
2 CPU intel Pentium 4-630 3.0GHz Hyper-Threading Technology
3 Memory SumSung DDR2 PC4300 1GB (512MB x 2)
4 HDD Hitach HDS728080PLA380 80GB SATAU x 2台 (7,200rpm)
5 HDD IO DATA HDC-U250 250BG USB2.0
6 PC ケース OWL OWL612SLTB430 430W電源付
7 UPS OMRON MX35XFS 350W
合計 約150K\   2005.10.05


<作業を始める前に>
1.作業場所として2畳くらいのスペースを確保しましょう
2.帯電しにくい綿の服装で作業しましょう
3.工具は柄長ドライバー(+,-) と
(マグネット付が良い)
ピンセットだけ
4.作業は一日はかかります
常に整理整頓 !!

<作業の流れ>
1.全部品を作業手順に沿って並べ、マニュアルを通読しておく
2.マザーボードにCPUとメモリーを取り付ける
3.ケースにマザーボード等を取付ける
4.各種ケーブルを接続する
5.起動テスト

<OS、ソフトウェアの導入>
-- 注意 --
まだインターネットには接続しない !!

1.Windows XP/サービスパックのインストール
(ファイアウォールを有効にする)
2.マザーボード付属のドライバーをインストール
3.ウィルス対策ソフトのインストールと初期設定
4.インターネットに接続してそれぞれアップデート
5.各種アプリケーションのインストールと初期設定

No 写  真 説  明
<1.パーツ編>
1  マザーボードの箱です。
 接続ケーブル、ビス、座金など全て揃っています。

 組み立て手順書はシンプルなものだけです。
 自作パソコン関連雑誌などで予習しておきましょう。
 私からは「ゼロからはじめる自作パソコン完全ガイド
        2005−2006」がお勧めです。

 デュアルコア対応のものもお手ごろになってきました。 
2  いろいろなメーカーから発売されていますが、
 あまり自信がないのでお店の推薦するものに
 決めました。

 インテルのものであれば安心と思ったのですが、
 実は、今回はLAN回路に不具合があったため、
 一旦、組み上げてからバラして交換して貰いました。

 早めに対処したので事無きを得ましたが、
 こんな所で泥沼になったら悲劇ですね、、、、

 一応、デュアルコアCPUにも対応していますので、
 次のステップではトライしたいと思います。

 グラフィックスはオンボードで我慢します。
  (D945GNT はグラフィック内臓モデルです)

 IEEE1394a、USB2.0、1000Base-T。
3  CPUのケースです。
 こちらも大分お安くなったとはいえ、
 3.0→3.2MHzの価格差が5千円ほど。

 コストパフォーマンスを考え、
 3.0MHzにしました。
 この辺が狙い目です。

 HTテクノロジー対応、90nmプロセス、
 FC-LGA4パケージ/LGA775ソケット、
 FSB800MHz、二次キャッシュ 2MB。
4  CPUはアイドリング時で130Wほど、
 ピーク時には230W位になります。

 CPUファンも大きなものになりますね。
 しっかり確実に取り付けないとCPUが高温になり、
 動作不良どころか破損してしまう危険性があります。

 水冷システムはまだまだ高価です。 
5  今回のマザーボードで使えるのはDDR2 です。
 DDRは使えませんので要注意です。

 メモリーは同一規格の物を2枚組で使うのが基本、
 1GBにするためには512MBが2枚です。
 全バス幅を有効に使うので高速になります。

 1GB一枚でも動作しますが、データー転送速度が
 半減してしまうのでお勧めできません。
 
6  HDDは80GBを2台にしました。
 Serial ATAUですからまず安心です。

  システムバックアップ等が複雑になるのを避ける為、
 今回はRAIDは組みません。

 OSとそのスワップシステム用と、
 ビデオ編集のワーク用に分離します。
7  付属品一式です。
 赤いSATAUケーブルはとてもシンプルですが、
 IDE用のフラットケーブルが目立ちますね。

 CD-RはWindowsを起動してから最初に
 インストールするドライバー類です。

8  ケースはブラックにしました。

 フロントはとてもすっきりしていて、5" x 4、
 3.5" x 2 の他に、下部にはUSB、IEEE1394a、
 オーディオなどのコネクターがあります。

 左側板にはCPUの放熱孔があります。
 
9  背面には電源ユニットとは別に、
 12cmのファンが目立ちます。

 400Wを超える発熱はシステムに大きな負担となり、
 安定動作に対応するため放熱システムは重要です。

 真夏の室内が30度を超えるような場合は、
 CPUのクーラーファンはフル稼働になり、
 その熱を筐体の外へ排出するため
 ファンも大型になり数も増えています。
10  側板にはCPU周辺の集中放熱のダクトがあります。

 マザーボードの上ではCPU周辺が最も高熱になり、
 システムを不安定にする要因となります。
 この熱風をいち早く筐体内部から排出するための
 工夫のひとつです。
11  左上の電源ユニットは430W、
 かなりごつい感じです。

 常にパソコンを安定動作させるためには、
 電源に余裕を持たせる事が大切なポイントです。
 将来の増設をも考慮し最初から十分な物にします。

 今時の筐体は、パネルやHDD, DVDドライブなど
 殆どのユニットがネジレス構造です。
 緑のレバーなどとてもよく出来ています。
12  底板に取り付けられている緑のレバーは
 FDDなどの側面に取り付けて
 ネジレスを実現するためのものです。

 左に見えるPCIスロットの固定も
 とても巧く出来ています

13  これは電源ユニットに貼られているもの。

 最近のマザーボードはメイン電源の他に
 補助電源(+12V)を別コネクターで供給します。
 この電源ユニットもそれに対応した出力構成に
 なっています。
 
14  ネジや座金などの小物はこれだけです。

 ビスはミリ規格の物とインチ規格のものがあります。
 ミリネジはインチネジよりネジ山のピッチが狭いです。

 HDDやFDD、DVDなどの説明書を確認しましょう。
 通常、HDDはインチネジ、DVD、FDDはミリネジです。
 
 マザーボードを筐体に取り付ける為の座金は、
 中央下のコの字型のものです。
 
15  このように小さな器に分類して入れておくと便利です。

 又、実際に使う時は、予め所要量だけを取り出して
 置くと過不足のトラブルが回避できます。
<2.CPU、メモリの取り付け編>
16  作業に先立って、
 マザーボードの下にはスポンジを敷いておきます。
 CPUクーラーを取り付けるときはかなり強く
 押し付けることになりますので。


 CPUのトップです。
17  CPUの底面のプラスチックカバーを取り除きます。

 プリント基板にはたくさんの端子がありますが、
 素手で触れてはいけません。

 接点は微小な信号を伝える大切な部分ですから、
 指先の僅かな油汚れなども大敵です。

18  マザーボード上のCPUソケットです。
 上のU字状のレバーを起こし、
 カバーを反対側に開きます。
19  CPUを乗せる部分には沢山の接点があります。
 ここも素手で触れてはいけません。

 勿論、ゴミや水滴などをこの上に落とさないように !!
 
20  CPUの切り欠きマークを合わせて載せた後、
 カバーをおろし、U字型のレバーを閉じて
 しっかり取り付けます。

21  次にCPUクーラーを取り付けます。
 







 底面にはCPUと密着させるための
 特殊なシールが貼ってありますので、
 その保護シートをはがします。
22  クーラーをCPUの上に乗せます。
 取り付け方向は問いませんが、
 下図のようにケーブル配線を考慮します。

 四隅の穴にクーラーの取り付けネジを
 はめ込みます。
23  ここが一番の難所です !!

 クーラーを固定する四隅のネジは
 とても硬いのでかなり力がいります。

 全体をしっかり抑えながら、
 ドライバーで時計方向にねじ込みます。

 ネジは対角順に固定していきます。

 ドライバーを滑らせるとマザーボードを壊しますので、
 ドライバーを真っ直ぐに当て垂直に力を加えます。
24  ねじ込んだ結果、ネジ頭の→マークが
 一番外側に来ていることを確認します。

 このマークは半時計方向に描かれていますが、
 これは取り外すときに廻す時のガイドです。
25  メモリー基盤には金メッキ端子が並んでいますが、
 これも素手で触れてはいけません。

 中央には誤差し防止の切り欠きがあります。
26  メモリーソケットは2本ずつ2組ありますが、
 基本実装は青、増設は黒のソケットです。

 予め両側のレバーを開いておきます。
27  メモリーモジュールを青のソケットに
 夫々挿入したところです。

 挿入には結構力が要ります。

 メモリーモジュールの切り欠きを合わせ、
 垂直に押し込みカチッと音がすることを確認します。

 両側のレバーは挿入によって自動的に閉じます。

<3.組み立て編>
28  付属の説明書です。

 とても簡単なものですが、作業順に図と番号、
 解説との対応がきちんとしているので
 とてもわかりやすいです。

29  筐体背面のバックパネルカバーを
 マザーボード付属の物と交換します。

 左の写真がケース付属のもの、
 右の写真はマザーボード付属の物に交換した状態。

 小さな爪で固定されているので、
 カツンと取り外して、パチンと止めます。

30  マニュアルでマザーボードの取り付け穴を確認し、
 ケースの対応する穴にマジックでマークします。

 指定されている穴を全てマークした事を確認します。

 
 
31  マークした所に座金をはめ込んでいきます。
 パチンとしっかりはめ込みます。
32  必要な全部の穴に座金を取り付けた状態です。
 
 これはアースを取るのと同時にマザーボードを
 ケースから確実に浮かせるものです。

 どれか座金を忘れるとマザーボードがケースに
 接触して事故を起こす危険があります。
33  マザーボードを載せて座金にビスで固定します。

 ビスは対角順に仮止めし、全てがきちんと付いたら
 対角順に締め付けます。

 <備考>
  判りやすくするため、
  この写真はCPUを取り付ける前のものです。
34  マザーボードを取り付ける際に、
 背面パネルのコネクター穴に注意 !!

 左の写真ではLANコネクター窓(下段右)から
 板バネが飛び出している失敗例です。

 右の写真のように全てのコネクター窓から
 正しくコネクターが見えるのを確認します。

35  上の部品は、
 DVDドライブをネジレスで取り付ける為のレバーです。












 緑色のレバーをケースの両側にはめ込みます。
36  筐体の正面から滑り込ませれば、
 パチンと正しい位置に収まります。










 FDD(下)も同様に取り付けます。
37  FDDの下を1段空けて、




 その下にHDDを取り付けます。
 これはビスどめです。


 2台目のHDDはその下をさらに一段あけて
 取り付けます。(写真は未装着)
<4.配線編>
38  各種ケーブルを説明書に従って接続していきます。
 一番太くて大きなコネクターがメイン電源です。















 CPUファンの影に隠れそうなのが補助電源、
 つい忘れがちなので要注意です。



















 正面パネルから来ているLEDやスイッチなどは
 小さくて同じような形状なので要注意です。

 マニュアルを注意深く読みながら、
 ケーブルの色を頼りに指定のピンに挿入します。
 このピンが狭いのでピンセットが必要です。
















 コネクターの形状がそれぞれ違うので
 殆んど間違うことはありませんが、
 方向を間違ったまま無理に差し込まないように !!
 










39  
40  IEEE1394とマイク/イヤホンは、フロントパネルに
 引き出すためのケーブルを、背面パネルの
 PCIスロット用の窓から出して、
 それぞれのコネクターに接続します。

 このケーブルもケースアセンブリに付属しています。
41  FDD用のフラットケーブルです。

 マザーボードに小さな文字で「FDD」と書かれた
 コネクターに挿入します。
 DVD用に比べて少し幅が狭いので間違うことは
 ありません。

 マニュアルに沿って、
 1番ピンとケーブルの着色された方向を合わせます。
 
42  FDDの隣にはDVD用のコネクターが並んでいます。
 こちらは切り欠きがあるので間違う事はありません。 














 下の写真はFDDとDVDのフラットケーブルを
 挿入したところです。
43  DVDドライブユニットの背面のコネクターに、
 フラットケーブルと電源ケーブルを挿入します。

44  HDD用のSATAUケーブルです。











 マザーボード上のコネクターは若い番号から
 1台目、2台目の順に使います。
 
 コネクターの番号は小さな文字で印刷されています。

 
45  HDDドライブユニットの背面コネクターに、
 SATAUケーブルと電源ケーブルを挿入します。

46  2台目のHDDにも同様にケーブルを挿入します。
 
<5.起動編>
47  いよいよ通電テストです。

 キーボード、マウスとCRTだけを接続して
 電源を入れます。

 ビープが鳴りっ放しだったり画面が出ない等、
 不具合があれば直ぐに電源を切り、
 ケーブルの接続間違いや忘れなどを点検します。

 又、異常音や異常発熱、異臭などにも要注意です。


 
48  この画面の時に「Delete」キーを押せば、
 BIOSの設定画面になります。

 今回は何も変更しないで okでした。

 通常は日付時刻と、起動ドライブの優先順を
 調整します。
 OSをCDからインストールするためには、
 CDドライブを起動デバイスの1位にします。